亜鉛とは?

亜鉛の効能、所要量、多く含まれる食品について解説

亜鉛の効能

亜鉛は、味覚を正常に保つのに必要で、皮膚や粘膜の健康維持を助け、たんぱく質・核酸の代謝に関与して、健康の維持に役立つ栄養素です。

  • 味覚を正常に保つ
  • 皮膚や粘膜の健康維持

亜鉛の所要量

1日に摂取すべき亜鉛の目安量は、男性が8mg女性が6mgです。

男性女性
8mg6mg

亜鉛の摂取源

亜鉛は、カキ、レバー等の食品に多く含まれています。

食品100gに含まれる亜鉛の含有量[mg]
カキ煮干しレバーゴマ牛肉チーズ納豆エビ小麦牛乳
13.27.26.95.94.54.23.21.91.00.80.4

亜鉛の欠乏症 (亜鉛が不足すると・・・)

亜鉛の欠乏は、亜鉛含量の少ない食事の摂取、亜鉛と結合し小腸での吸収を妨げる食物繊維の取りすぎ、さらに鉄や銅の過剰摂取などが原因となって起こることがあります。

症状は細胞分裂の頻繁な箇所に影響が現れます。味蕾の減少による味覚障害、精子形成の減少、無月経、貧血、皮膚炎、免疫機能の減弱、甲状腺機能の減弱、創傷治癒の遅延といった症状です。

  • 味覚障害
  • 精子の減少
  • 無月経
  • 貧血
  • 皮膚炎
  • 免疫機能が弱る
  • 甲状腺機能が弱る
  • キズが治りにくく

亜鉛の過剰症 (亜鉛を摂り過ぎると・・・)

亜鉛は過剰に摂取されると、膵液を通して過剰分が排泄されますが、大量に摂取されると過剰症を引き起こします。 亜鉛の摂取過多は鉄や銅の吸収を阻害します。 また、善玉コレステロールとして知られる高比重リポタンパク質の血液中の濃度を低下させます。

  • 鉄や銅の吸収を阻害
  • 善玉コレステロールの減少
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